2017/2/27 月曜日

ドクターハートのつぶやき

Filed under: プライベート — yo @ 16:34:55

難治性高血圧症(治療抵抗性高血圧症)

 

今回から、循環器病関連の話題に戻ります。

今回は、難治性高血圧症(治療抵抗性高血圧症)をとりあげます。

これは、血圧を下げようと降圧薬を複数使っても、なかなか旨く下がってくれない、そのような高血圧症の総称です。

高血圧治療に用いられる薬剤は、主として次のような4「クラス」から選択されます。即ち、々澎詰尿薬、ARB(アンジオテンシン受容体ブロッカー)/ACE阻害薬、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、です。

難治性高血圧症(治療抵抗性高血圧症)とは、「利尿薬を含む異なるクラスの降圧薬3剤を用いても目標とする血圧値が得られない高血圧症」と定義されています。

この中には、「高血圧になる『原因』がある」ものがあります。これは、「2次性高血圧症」と呼ばれます。これに対して、主として遺伝的な要素を持つ、原因不明の通常遭遇する高血圧症を「1次性高血圧症」と呼んでいます。

難治性高血圧症の中には、この「2次性高血圧症」が含まれていることがあります。例えば、腎臓病や腎血管の狭窄が原因であるもの、血圧を上昇させるホルモンを分泌する副腎皮質の過形成(原発性アルドステロン症)、副腎腫瘍に基づくもの(クッシング症候群)などがあります。これらは、一般的な降圧薬治療だけでなく、その原因を取り除く治療が必要となります。

降圧に苦労する難治性高血圧症の中には、通常の高血圧症とは異なった、血圧を上昇させる原因疾患が存在するかもしれないということも考慮に入れて対応しなければなりません。

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